会社設立の精神

私たちの会社名は伊新伝芯です。簡単に要約すると「イタリア料理を新しく創造し芯のある心で伝承し続ける」という意味になります。では少し言葉の意味を掘り下げていきます。もともと以心伝心とはこのような感じで表現されておりますが、当社では解釈を含めて造語で株式会社 伊新伝芯と名づけました。
まずは知っておかなければならない言葉、以心伝心の本質をお伝えします。

無言のうちに心が通じ合うこと、仏教の世界から生まれた言葉。釈迦は霊山に弟子を集めたとき、蓮の花をつまんで一同に見せた。釈迦は言葉一つ発するわけでもなく、弟子らの多くは困惑した。そんななか迦葉という弟子のみ釈迦の言わんとするところを理解し微笑んで見せた。このあと、釈迦は仏教の奥義が迦葉に伝えられたと語った。師から弟子に語らずとも奥義が伝わった瞬間であり、禅宗ではこの一瞬こそ禅の本質ととらえている。

私の好きな言葉に「ローマは1日にしてならず」があります。長い間の努力の積み重ねがなくては、大事業は完成しない。
私はこのように解釈しています。「美食の街は1日にしてならず」食に関わる全ての職人も努力し続けなければプロとは言えない、そしてやり続けた人しか体験できない世界がある事を知りプロフェッショナルとなる。
この会社で働く1人1人が、
①美味しい料理を食べることが好き、作ることが好きな人の集まりが「美食の街」を創造する。
②その道の食のプロフェッショナルとなり、「美食の街」の案内人としての役割を果たす事で道がひらける。
③地域の食の魅力の原点を伝える伝道師となり、本物を味わい体験価値を知る事で食への価値観を広げる。
④食への志しが奥義であり伝承し続けてこそ本質をとらえる事ができる。